奪姦【原作vs実写】比較分析

File No.108:『奪姦』とは?

原作は漫画家・タカスギコウ先生が手掛ける近親相姦モノ(愛する母親を親友に奪われた嫉妬が生み出す歪んだ母子性交)の成人向け漫画で「FANZAブックス」では2018年7月に配信が開始されました。一方、実写化(2019年4月)したのは人妻熟女専門メーカー「マドンナ」で母親役には人気AV女優2名(白木優子、君島みお)を起用し、3時間超の長尺ドラマに仕上げています。

原作情報

原作:奪姦
■原作:タカスギコウ
■配信開始日:2018.7.20
■収録内容:206P(単行本/複数作品収録)
■ストーリー
親友に愛する母の体を奪われた少年は嫉妬と怒りのままに相手の母を奪い取り、ついには自身の母とも…。人妻・熟女専門ウェブマガジン『comicクリベロン DUMA』(づま)に連載され、読者の皆さまに圧倒的に支持された少年ふたりの近親相姦を描いた表題作と人妻の淫欲をテーマにした短編3話を収録。さらに巻頭には『DUMA』の表紙を飾った美麗イラストをカラーで全収録です!
レビュー分析

8件のコメントがあり、平均評価は【3.00点(総評価数は14件)】です。《2023年5月時点》

単行本は「奪還」に加え短編3話を収録(いずれの作品もテーマは人妻の淫欲)しているため実写版との比較・分析が難しいところですが、レビューユーザーの評価(点数)はかなりばらけており賛否両論あるようで平均評価も3点台と決して高くはありません。

キャリアの長い大ベテランのプロ漫画家ということもあり、絵のクオリティは高く性描写も安定感があると一定の評価をするコメントが目立ちますが、一方で内容面において不満のあるユーザーもおり、ストーリー展開や心理描写が浅く背徳モノのエロ漫画としては物足りない(タイトル負けしているといった手厳しい意見も…)と感じた方の評価は下がる傾向が見られます。

そのため、近親相姦ならではの葛藤や巧みなストーリーを期待している方にとってはわりとあっさりめの内容が気になるところかもしれませんが、絵のクオリティは高くダイナミックな性描写やライトな母子相姦モノを求めているなら検討してみる価値がありそうな作品と言えそうです。

実写版情報

実写:奪姦
■監督(メーカー):きとるね川口(マドンナ)
■出演者:白木優子,君島みお(AV男優:向理来…他)
■発売日:2019.4.7
■収録時間:219分
■お気に入り登録数:5,143人
■商品説明
タカスギコウ原作「奪姦」を忠実実写化!! 母子2人で家計が苦しくとも歩んでこれた道のりに幸せを感じていた息子・亮太。ある日、学校から帰宅すると母が誰かと性交に耽っている姿を目撃する。しかも相手が亮太の親友・優也であった。今まで感じた事の無い衝動が彼の中に渦巻き始めて…。そんな時、亮太を見かけた優也の母は彼を家に招き入れる。言葉にならない感情に揺れていた亮太はいきなり彼女を押し倒そうとして…。
レビュー分析

16件のコメントがあり、平均評価は【4.08点/26件】です。《2023年5月時点》

4点以上の得点を付けたレビューユーザーは7割(77%)を超えており大半の方は好意的に受けとめているようで、珍しく原作よりも均評評価が上回っていたのは興味深いところです。

中にはテンポの悪さや背徳感の薄さなどを指摘するコメントも見られますが、原作コラボ作品としては再現度もキャスト(演技は良いが君島みおさんの母親役はちょっと若すぎるといった意見もありますが…)も及第点と一定の評価をしているユーザーが多いような印象を受けます。

原作同様、内容が少々あっさりめでもう一歩踏み込んだ過激なプレイや泥沼感が欲しいといったコメントなども見られますが、原作を読んで実写版にも興味が湧いた方なら視聴してみるのも良さげな原作コラボ作品と言えそうです。