カラミざかり【原作vs実写】比較分析

File No.052:『カラミざかり』とは?

原作は同人サークル「桂あいり(作画:桂あいり)」が手掛けるクラスメイト男女4名の甘酸っぱい青春時代を描いた学園モノ(BSS(僕が先に好きだったのに)系)のオリジナルコミックで「FANZA同人」では2018年10月に配信が開始されましたが、そのあまりの人気ぶりに続編や番外編が制作されています。一方、実写化(2019年8月)したのは「ムーディーズ」で、人気AV女優2名(有坂深雪、枢木あおい)を起用しています。

原作情報

原作:カラミざかり
■原作:桂あいり(作家:桂あいり)
■配信開始日:2018.10.7
■収録内容:91P
■トータル販売数:262,496
■お気に入り登録者数:17,683人
■ストーリー
クラスメイトの男女4人。いつも他愛もない会話で学校生活を過ごしていた。しかしある日、興味本位で訪れた男子の部屋で多感な彼らはついに一線を超えてしまう…日常、好奇心、片想い、そしてセックス、夏の日、彼らの身体と心は複雑にからまり合う…
レビュー分析

172件のコメントがあり、平均評価は【4.07点/249件】です。《2023年1月時点》

100万ダウンロード(配信版)を突破した大ヒット作の1作目ということもありレビュー件数が非常に多い注目作となりましたが、7割以上の方は概ね満足度の高い作品として4点以上の高得点を付けています。

特に興味深い点は男女4名の関係性ややり取りがリアルで共感できるといったシナリオを褒めるコメントが目立ち、今作はどちらかというと画力よりも脚本が評価されている作品と言えそうです。

また、気になる低評価を付けた方のコメントを見ると、今作は脚本が賞賛されている作品だけに「展開が遅い」「エロくない」といったコメントが見られるほか、後味の悪さを挙げる意見もあり、胸糞悪くなるようなNTRモノが苦手な方や単純にオカズとして利用することだけが目的のエロ漫画ユーザーにとっては期待外れで終わってしまうリスクも高そうなので慎重に検討する必要がありそうです。

実写版情報

実写:カラミざかり
■監督(メーカー):朝霧浄(ムーディーズ)
■出演者:有坂深雪,枢木あおい(AV男優:堀内ハジメ,神けんたろう)
■発売日:2019.8.1
■収録時間:120分
■お気に入り登録数:12,542人
■商品説明
桂あいりの人気コミックを人気女優W完全実写化!親友の貴史が片思いしている飯田里帆似のAV女優の動画を見せて来た。それを飯田の女友達の新山智乃に見つかり飯田に減滅されないかと心配なる高成だった。後日、また貴史がオナホを買った話を飯田達に聞かれてしまい、今度は3人で高史の家に行きオナホを見る事になる。悪ノリした高史が智乃とセックスを始め更には目の前で里帆の処女も奪ってしまうのだった。
レビュー分析

38件のコメントがあり、平均評価は【3.47点/51件】です。《2023年1月時点》

原作に比べると平均評価は低くなっており3.5点を下回っていますが、実写版は配役ミスを指摘するコメントが目立つような気がします(特に吉野貴史(坊主ではない)や新山智乃(茶髪ではない)は原作のイメージと大きく異なる)。

そのため、原作では重要な役を担っていた吉野がまったくの別人に見えてしまい、原作の世界観が薄れてしまっている点に不満を持ったファンは多いようです。

一方で基本的に原作に沿った内容だったと再現性ついては一定の評価をしている方もいるため、特にキャスティングを重視するような原作ファンは手を出さない方が良さそうですが、主演女優のファンや着衣プレイ好きなら視聴してみるのも良さそうです。