15分の残業【原作vs実写】比較分析

File No.088:『15分の残業』とは?

原作は同人サークル「こくだかや(作画:こくだかや)」が手掛ける人妻NTRモノ(背徳の快楽に堕ちていくコンビニパート妻)のオリジナル・コミックで「FANZA同人」では2019年11月に配信が開始されました。一方、実写化(2020年11月)したのはAVメーカー「マドンナ」で、スレンダーAV女優・向井藍さんを主演に迎えていますが、実写版は店長・夫視点を描いたオリジナルエピソードが収録(実写化がキッカケとなりオリジナルエピソード部分も漫画化Re: 15分の残業』されました)されています。

原作情報

原作:15分の残業
■原作:こくだかや(作家:こくだかや)
■配信開始日:2019.11.18
■収録内容:57P(本編モノクロ)
■トータル販売数:9,932
■お気に入り登録者数:4,865人
■ストーリー
特別な賃金と引き換えに行われる15分の残業。その時間の積み重ねは、少しずつ妻の身体と心を変えていく。
レビュー分析

3件のコメントがあり、平均評価は【4.90点/10件】です。《2023年3月時点》

実写化されたわりにはコメント、総評価数ともに少なく分析の難しいところですが、ユーザーレビューを拝見すると、葛藤しながらじっくり時間をかけて堕ちていく過程が丁寧に描かれていると人妻NTR作品として一定の評価をしているユーザーが多いようです。

また、個人的な意見(感想)となってしまいますが、15分という残業時間を上手く利用した焦らしプレイも興奮を誘うものがあり、プレイ中に魅せる人妻の悩ましい表情や性描写もしっかり描かれているため、それなりに実用性の高いNTR作品に仕上がっているような印象を受けます。

実写版情報

実写:15分の残業
■監督(メーカー):きとるね川口(マドンナ)
■出演者:向井藍(AV男優:田淵正浩)
■発売日:2020.11.25
■収録時間:199分
■お気に入り登録数:6,423人
■収録内容
気づかぬうちに快楽堕ちする人妻を的確に描いた無自覚NTRの傑作!こくだかや原作「15分の残業」をMadonnaで忠実実写化!夫がリストラに遭い、パート先のコンビニでシフトの相談をした藍(向井藍)。だが店長(田淵)は金の入った封筒を取り出し「これを君に上げよう…ただし15分、君の身体を自由にさせてもらう」と提案してきた。「今日だけ…」と言い聞かせ受け入れるが…。「その後」を描いたオリジナルエピソードも特別収録!
レビュー分析

10件のコメントがあり、平均評価は【4.22点/18件】です。《2023年3月時点》

原作よりもコメント、総評価数ともに増えている点は興味深い(向井藍さん効果?)ところで4点以上の高得点を付けたレビューユーザーは7割を超えていますが、ユーザーレビューを拝見すると評価はかなり激しく割れているような印象を受けます。

そのため、向井藍さんの演技力を評価するコメントがある一方で原作イメージとは違うといった意見があったり、ドラマとしては中途半端とシナリオに対する手厳しいコメントも見られます。

また、原作になかったオリジナルエピソードを追加収録(どうやら台本は「マドンナ」が制作したようです)したことに対する感想も様々(原作では不十分だった部分を補完してくれているといった好意的に受け止めているユーザーもいる)で、実写版は原作よりも評価が割れる作品と言えそうです。