委員長は催眠アプリを信じてる。【原作vs実写】比較分析

File No.075:『委員長は催眠アプリを信じてる。』とは?

原作は同人サークル「STUDIOふあん」が手掛ける学園モノ(イチャラブコメ)のオリジナル長編コミックで「FANZA同人」では2019年11月に配信が開始されましたが、同作品はシリーズ作品で数本の続編が制作されています。一方、実写化したのはAVメーカー「ムーディーズ」で、Gcup美巨乳が魅力的なスレンダーAV女優・深沢いのりさんを主演に迎えての実写化(2020年9月)となりました。

原作情報

原作:委員長は催眠アプリを信じてる。
■原作:STUDIOふあん
■配信開始日:2019.11.24
■収録内容:基本 121P(カラー 16P)
■トータル販売数:307,575
■お気に入り登録者数:7,208人
■ストーリー
逆催●+底なし性欲スケベ処女+イチャラブコメ作品。期末試験が終わり和やかな教室。「催眠アプリ」が流行りだした。もちろん効果は無い。効いたフリをしてムチャ振りをするゲームだ。平凡な俺は陽キャ達の遊びに乗じて、●●時代に疎遠になってしまった学級委員長の「黒田皐月(さつき)」に話しかけるきっかけを作ろうとするのだが…黒田の予想外過ぎる行動に、俺は… ※本作品の委員長は寝取られません。
レビュー分析

75件のコメントがあり、平均評価は【4.58点/145件】です。《2023年2月時点》

総評価数が100件(コメント件数も70件超)を優に超えた非常に話題性のある注目作となりましたが、4点以上の高得点を付けたユーザーが約9割を占めていることからレビューユーザーの大半は好意的に受けとめているようです。

特にパターン化しやすい催眠ものを逆手に取ったシナリオ(催眠をかける側がヒロインで主人公はかかったふりをするという設定)に新鮮味があったとするコメントが目立ちますが、底なしの性欲をもつむっつりスケベのヒロインのド変態っぷりの性描写も見もので後半に向かうにつれて見応えのあるエロが繰り広げられていると心地よいエロコメ感が評価されているようです。

一方で、導入部が長すぎる(無駄に長い)といった意見も少なからずみられ、ボリュームほどのお得感はないと感じた方も一定数いることから、サクッとエロを楽しみたい方にとっては前半部がやや冗長に感じられ評価を下げる要因のひとつになっているような印象を受けます。

ただ、内容自体はしっかりしており性描写のエロさも大半の方が認めているため、実用性の高い催眠モノの良作エロ漫画であることだけは間違いなさそうです。

実写版情報

実写:委員長は催眠アプリを信じてる。
■監督(メーカー):苺原(ムーディーズ)
■出演者:深沢いのり(AV男優:市川潤)
■発売日:2020.9.13
■収録時間:109分
■お気に入り登録数:1,632人
■収録内容
【大人気、絶倫青春コミック実写化!】ある日、クラスで催眠アプリが流行りだした。実際は効果のないアプリだが陽キャ達の暇潰しに小寺は委員長(黒田皐月)への告白を命令されてしまう。美人優等生な黒田を好きだった小寺は告白寸前…しかし催眠は解除され事なきを得る。放課後、呼び出された体育倉庫で黒田が催眠アプリを見せつけ「パンツに触りなさい」とHな命令!実は両想いだった二人はこれから死ぬほどSEXをする…!
レビュー分析

7件のコメントがあり、平均評価は【3.92点/12件】です。《2023年2月時点》

原作に比べると総評価数は激減しており平均評価も4点を下回っていることから、ユーザーレビューを見る限り原作ほど注目も評価もされなかったようです。

特にストーリーや演出の拙さ(メリハリがなく盛り上がりにも欠ける)、出演者(女優・男優)の微妙な演技力が気になった方もいるようで原作の良さがうまく活かされていなかった点が評価を下げる要因になってしまったような印象を受けます。

原作が話題性のあった人気作品ということもあり、実写版は自ずとハードルが上がってしまったような気もしないでもありませんが、その分を差し引いても原作ファンを満足させられるだけの原作コラボにはならなかったようです。