無人駅【原作vs実写】比較分析

File No.059:『無人駅』とは?

原作は同人サークル「ひっさつわざ(作画:ひっさつくん)」が手掛けるローカル線を舞台とした凌辱モノ(強姦魔に襲われる女子学生)のオリジナルコミックで「FANZA同人」では2020年1月に第1弾が配信されましたが、同作品は3部作のシリーズモノとなっています。一方、実写化(2021年9月)したのはAVメーカー「ムーディーズ」ですが、AV女優2名(高瀬りな、美園和花)を主演に迎え、全3部作を1本にまとめた実写版となりました。

原作情報

原作:無人駅
■原作:ひっさつわざ(作家:ひっさつくん)
■配信開始日:2020.1.23
■収録内容:24P
■トータル販売数:37,917
■お気に入り登録者数:6,555人
■ストーリー
ローカル線と無人駅を舞台にした凌辱漫画です。女子学生の高滝(たかだき)ヒカリは普段より下校が遅くなっていた。一両編成のローカル線の車内にはヒカリともうひとり乗り合わせていた男、馬立潤(うまだてじゅん)の2名のみだった。見るからに怪しい風貌の男に対し、ヒカリは少なからず不穏な空気を感じていた…。
レビュー分析

9件のコメントがあり、平均評価は【4.18点/17件】です。ちなみに、第2弾「無人駅Ⅱ」の平均評価は【4.40点/20件】、第3弾「無人駅Ⅲ」の平均評価は【4.42点/24件】となります。《2023年1月時点》

シリーズ(3部作)通して平均評価は4点以上となっていますが、続編の方が評価が良くなるという傾向は興味深い(大抵は下がる)ところです。

取り扱っているテーマが強姦ということもあり好き嫌いがはっきり分かれそうな作品ですが、同シリーズはヒロインが最後まで抵抗し続けるという安易に快楽堕ちしなかった展開が特にユーザーから評価されている作品と言えます。

また、ヒロインの表情もよく性描写も実用性の高い画(アンダーヘアの描写も◎)であると一定の評価をするコメントが目立つほか、「Ⅰ」と「Ⅱ」で異なるキャラのヒロイン2人を用意した点も功を奏したように思われます。

内容が内容だけに快楽堕ちしない凌辱モノが苦手な方にはお勧めできませんが、むしろその手のシチュエーションにこそ萌えるという方なら読んで損のなさそうな作品と言えそうです。

実写版情報

実写:無人駅
■監督(メーカー):宝瀬博教(ムーディーズ)
■出演者:高瀬りな,美園和花(AV男優:野島誠,吉野篤史)
■発売日:2021.9.21
■収録時間:120分
■お気に入り登録数:14,022人
■商品説明
【少女二人拉致レ×プの問題作を実写化】とあるローカル線の電車内で卑猥な言葉を繰り返す中年男は女子学生を痴漢し始める。行為はエスカレートし怯える少女を無人駅で狂ったようにオカした。その現場を目撃した別の男は興奮を覚え模倣犯となった。女子学生を待ち伏せし襲い無慈悲レイプを実行する。無人駅での追姦は止まらず、レイプ犯2人が結託し女子学生を駅舎に監禁。少女二人の身も心も汚し尽くす非道な脅迫レイプ事件。
レビュー分析

10件のコメントがあり、平均評価は【4.37点/19件】です。《2023年1月時点》

基本的に原作に沿った内容になっており配役も悪くなかったと一定の評価をする原作ファンもいるようです。

ただ、中年男と模倣犯の攻め方がぬるく鬼畜っぷりが薄かったとプレイに関する物足りなさを覚えた原作ファンもいるようで、快楽堕ちしない凌辱モノをウリにしている作品だけに内容の過激さは原作に及ばなかったような印象を受けます。