破滅の一手【原作vs実写】比較分析

File No.129:『破滅の一手』とは?

原作は同人サークル「多摩豪」が手掛ける凌辱モノ(囲碁部のエースを引き留めるため男子生徒と肉体関係を持ってしまう女教師の転落劇)のオリジナル・コミック(フルカラー)で「FANZA同人」では2020年8月に配信が開始されましたが、後に続編が発表されシリーズ化されています。一方、実写化(2021年12月)したのはAVメーカー「マドンナ」で、AV女優・児玉れなさんを主演に迎えていますが、実写版はオリジナルエピソードを追加した3時間超の長編モノとなりました。

原作情報

原作:破滅の一手
■原作:多摩豪(作家:多摩豪)
■配信開始日:2020.8.29
■収録内容:55P(フルカラー)
■トータル販売数:24,922
■お気に入り登録者数:4,990人
■ストーリー
稲川舞香、33歳、囲碁部顧問。県予選開催の2ヶ月前、囲碁部のエースである山本が突如、部活を辞めたいと言い出す。学校だけでなく地元住民からも期待を寄せられた山本に、なんとか部を続けるよう説得する舞香。すると山本は部を続ける代わりに’とある条件’を舞香に突きつける。苦悩の果てに彼女はその条件を飲むことになるのだが、それは彼女を破滅へ導く最悪の手だった…
レビュー分析

14件のコメントがあり、平均評価は【4.80点/30件】です。《2023年7月時点》

評価したレビューユーザーの中で3点以下の得点を付けた方は1人も見られない(満点の5点は8割)ことから平均評価の高い作品となっており、大半の方は満足感が得られた良作として好意的に受けとめているような印象を受けます。

そのため、レビューを拝見した限りでは特にこれといって酷評はありませんが、もともと長編コミックを手掛けるサークルだけにボリュームが少なく感じたファンは少なからずいるようです(ただし、シリーズモノなので続編も含めればかなりのページ数)。

また、「エピソード1」のみでは凌辱モノとして物足りなさを感じる作品(ヒロインの堕ち度も浅い)なので、今作のみで評価をするのは難しい面があり、続編を読むことで評価が上がる作品と言えるかもしれません。

ただ、キレイめのすっきりとしたカラー絵はクオリティも高く多摩豪らしい性描写が楽しめるとして一定の評価をしているファンは多いようです。

実写版情報

実写:破滅の一手
■監督(メーカー):きとるね川口(マドンナ)
■出演者:児玉れな(AV男優:イセドン内村)
■発売日:2021.12.14
■収録時間:198分
■お気に入り登録数:3,420人
■収録内容
苦悩と快楽の狭間で悶える女教師の転落劇を描いた人気NTR同人「破滅の一手」をS級専属・児玉れなで実写化!囲碁部のエース・山本の突然の退部届に驚く顧問の舞香。何とか引き留めようと説得する彼女に山本は「ある条件」を突き付けてきた。最初は突っぱねる舞香だったが、全国制覇を狙える彼の実力を期待する周囲との板挟みに悩み続ける。そして考え抜いた果て、彼女は最悪の一手を指してしまい…
レビュー分析

12件のコメントがあり、平均評価は【4.31点/13件】です。《2023年7月時点》

原作に比べるとレビューユーザーの評価は割れています(得点がバラけている)が、概ね好意的に受けとめているようです。

特に前半は再現度も高く原作に沿った内容はファンも一定の評価ができそうな内容に仕上がっているようですが、一方で後半パート(オリジナルエピソード含む)に関しては賛否両論あるようで納得のいかない方も一定数いるような印象を受けます。

また、配役に関しても意見が割れており、女優・男優ともに自分のイメージと違ったと感じた方の評価は下がる傾向が見られます。

そのため、今作はユーザーの受け止め方で評価が大きく変わってきそうな原作コラボ作品と言えるかもしれません。